令和二年、激動の年へ
遅れましたが皆々様、新年明けましておめでとうございます。今年も管理人及びminato projectをどうぞよろしくお願い致します。
昨年の総括
去る年、振り返ってみれば仕事ばかりしていたような気がします。周囲も周囲なので普通に過ごしていると22時帰宅とかになっても何も不思議じゃなくなるのですが、たまに我に返って他業界勤務の友人などを見るにつけ、「俺、おかしくなってるんじゃないか」という意識が芽生えてくるものです。
しかし一瞬よぎるそんな意識もまた仕事に忙殺されることで忘れることができるので、何ていうんだろうな……洗脳? もはやそんなものに近いんだと思います。
9月に大きな案件の収束を迎え、迎えたはずが全く収束する気配を見せず、あれよあれよという間に気が付けば年の瀬を迎えていました。
その日々の反動というわけではないでしょうが土日祝の出費が激しく、「さほど思い出がない割に貯金が目減りしている」という奇怪な状況に見舞われました。
飲みに行ったら行ったで楽しいし、旅行に行ったら行ったでそれもまた楽しいのは間違いないんですが、そうしたイベントを1回こなすことによる楽しさの絶対量が学生時代や入社当初と比べると随分少なくなったように思います。ある程度の経験値を積んで目新しさがなくなったせいかもしれませんね。
ともかくそんなセンチメンタルな締めくくりとなった2019年でした。
今年の抱負
2020年。オリンピックの年です。我が国にとって100年に1度の激動の年となることでしょう。1月9日現在で既に日産会長がレバノンに逃亡したりイラクがアメリカの報復に弾道ミサイル飛ばしたりしててなかなか香ばしさを増しています。
そんな記念すべき年に私が目指すのは「現状打開」です。
異動になりたいというわけでもない。転職したいわけでもない。別に今は今でいいと思っている。ただ5年前、都会での新生活に期待と不安の両方に押しつぶされそうだったあの頃に持っていた大事な何かを完全に失っている。
それ自体を今さら取り戻したところで気分が大きく変わることはない気がします。ただその、何か心を燃え滾らせるようなイベントなり生き甲斐なり目標なりがなくてはならないと思うのです。
それが具体的に何なのか、私自身も分かっていません。
それを探り手に入れること。今年の目標としたいです。
知識のアップデート
少し話は逸れますが、先日(元日?)芸能人格付けチェックで破竹の62連勝を記録したGACKTが、連勝の秘訣を番組冒頭に語っていました。
「単純に、当てるか当てないか、カンでやっているわけじゃないんで。自分の、大げさに聞こえるかもしれないですけど、自分のこだわって生きてきたことに対して、このライフスタイルで間違いなかったんだということを自分自身に確認する場」
「自分が知らないことでも、知らないからできないじゃなくて、勉強すればできるんだってことを見せたいなって。そういう意味では、肉やワインの部分では、勉強しているではなく、アップデートはしています」
高級な食材を見分けられるあの類まれなセンスは、ただ裕福に暮らしているから身に付いたわけじゃない。意識的に習得したスキルの賜物に他ならなかったわけです。例えばワインなら、色、味、香りはもちろん、それに加えて製造工程、産地、歴史、希少性など。それをGACKTは「知識のアップデート」と言ってるんですね。
「知識は誰にも奪われることのない財産です」
「もし僕が、今一切家も、車もお金も周りにいるスタッフがいなくなったとしても、もう一度一からやりなおせるかと聞かれたら、自信を持って『できる!』って答えます。それはなんで?と聞かれたら、僕には知識と経験があるから。でも知識と経験は誰にも奪われることのない一番の財産だと思いません?」
何の関係?
昨年の総括で「何の成果も得られませんでした!!」的なことを書きましたが、ある面では着実に進歩できていることがあります。それが何だかというと、私の場合、技術力になるわけです。
入社当初は考えもしなかったこと、できもしなかったこと。あるいは追いつけなかったトレンド。そういったものに、確実ににじり寄っていけている。その確信があります。
GACKTが話していた内容と比較するにはあまりに庶民的ですが、要はこれも「知識のアップデート」ですよね。いくら会社が傾いたとしても、これさえあれば何度だってやり直せる。
だから私はこのインタビューを見た時、凄く腑に落ちるものがあったんです。また腑に落ちると同時に「もっとアップデートする知識の幅を増やしていかないとな」とも思いました。
何事も浅く終わるのではなく、深堀りしてこそ、案外心を奮い立たせるようなものが出てくるかもしれませんしね。
再度になりますが、今年もどうぞよろしくお願いします。