ヤクザに魅力を感じる理由。

ヤクザ、暴力団という類の存在は、世間一般にはあまり歓迎されるものではありません。

しかし、世の中にはそうした世俗を離れた人々に焦点を当てたドラマや物語が数多く存在していますし、海外でもマフィア、ギャングもののアクション映画はよくあるものでしょう。

私はそんな一派でも何でもありませんが、たまにそういうのに惹かれたりします。特に麻雀の漫画を読んでる時ですね。アニメ「神様のメモ帳」でもヤクザが活躍するシナリオがあります。人も死ぬし、麻薬も出てくる。

そういうのが面白い、興味深いと感じる理由は何でしょう。

私は、そうしたいわゆる「常識」から外れて生きる人達が、ありふれた決まりごとや法律に左右されることなく、自ら達のまったく新しいルール、法のもとで、あたかもそれを全うすることがあるべき姿かのように振舞っているというのが、彼らの生き様をかっこ良く見せているのかなぁ、と思います。

私達一般人は、世の中のルールを所与のものとしか捉えることができません。刑法が殺人を罪とするというのなら、如何とした理由があったとしても私達は人を殺してはならないのです。

しかし、ヤクザはそうではありません。彼らの道徳に合致していれば、指でも、命でも、奪い取る権利がある。見ているこちら側からしてさえ、そっちのルールの方が正しいのではないかという錯覚に陥ってしまいかねない。

もちろん、だからといってそっちの世界に入りたいとか、それはまた別問題ですが、悪者の生き様に何か憧れのような何かを感じてしまう理由の一つは、そんなところにあるんじゃないかなぁと思った次第です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日記

次の記事

講義のあるべき姿。