ブログを移設しました
1週間振りの投稿です。
3ヶ月くらい前にブログWordPress化&サーバ移行など諸々やっておきながら非常に短いスパンですが、またしてもサーバを移行してしまいました。
前回の記事で自宅サーバ構築しましたというご紹介をしていて、その時からブログもコンテナで一元管理しようとしてはいました。ただ個人的に使える分析基盤を建てるのが先決で、ブログ移行は二の次かなと。構築難易度的にも、データ移行はさておき天下のWordPressですからググれば分かるだろうというある種慢心染みたものはありました。
それに伴い、前回の記事で「構成ファイルの完全版はアップしない」という主旨のことを言いましたが、環境変数を外部ファイル化し .gitignore
に突っ込んだことでリポジトリ管理がラクになったのでそれもやりました。
ところで今更ですが「サーバレスのこの時代になぜそんなことを……?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
なのでこの機会に私がサーバを運用するに至った経緯というか思惑みたいなのを連々と。
分析基盤が欲しかった
最も大きな理由がこれでした。
どちらかというと元々はWPFなんかでクライアント側のアプリケーションを組むのが仕事兼趣味みたいなものだったのですが、諸事情でAIに関わるようになりPythonを覚えたところでビッグデータの分析やバッチプロセスのアプリケーションを動かす必要性に駆られました。
とほぼ同時期に出張が度重なるようになり、家にいないので相棒のデスクトップが使えず、泣く泣くSurfaceでゴリゴリやっておりましたが、VMでJupyterなどを動かすにつけリソース不足に悩まされるようになり、仕事で触っていたことも手伝って「ちゃんとしたLinuxサーバに立てたい」と思うようになったのでした。
パブリッククラウドが高すぎた
どこからでも繋げるサーバということであればクラウドでいいじゃん、ってなって、最初はAzureに手を出しました。
身内の勉強会でクラウドを扱ったこともあり可能性としては結構アリかなとは思っていたのですが(ワンチャンある、ってヤツ)試算したらちょっとしたスペックでも1年で10万は下らない。
それなら5~6万でちゃちゃっと組んで置物にでもしておけば、電気代はさておきに半年も運用すれば余裕でペイします。問題は固定IPとドメイン取得でしたが、それもダイナミックDNSの存在と.comドメインの低価格化で杞憂に終わりました。
冗長構成?気にしない。
怖いもの知らずになった
というと若干語弊がありますが、学生時代に比べ技術的な知識やスキルが桁違いになりました。
もちろんまだまだこれからというところもあります。インフラ系はいつまで経っても壁が薄くなりません。
ただ、「こういう問題にはこうすれば解決できるかもしれない」という解決力(≒Google力)がついたことは、今まで踏み出すことのできなかった「一歩」のためにはとても重要な気がしました。
HTML+CSSの時代錯誤甚だしいHPからWordPressに移行できたのもそうですし、裏でPHPとSQLを動かせばいいということが分かればそれを自前でやってのけることも造作もありません。
Webサーバがエラー吐いたらログ見ればいいし、 Permission denied
されたらとりあえず chmod 777
すればいいし、 Empty reply from server
されたら hosts
を書き換えればいい。
そんな「一つだけ見れば大したことない問題解決」が積み重なることでノウハウというのは強くなっていくのだと思います。
それに自腹切ってサーバ組んだら「もう後には引けない」という気にもなります。
まぁそんな色んな思惑があって自宅にサーバを置いてけぼりにしておりますが、兎にも角にもまずはここまでこれて本当によかったです。
一時はどうなることかと……ね(笑)