雑感。
こういうどしゃ降りの日に裸足にサンダルを履いて行くと、思いのほか開き直れると感じました、STEPです。
まぁそれはどうでも良いんですけど。
久し振りに新書なる種別の本を読みました。失礼、読みまみた。
「大人のための新オーディオ鑑賞術」という経済学の足しにもならないような話ですけど、私は興味深く読むことが出来ました。
「デジタル音質をアナログに聴く」みたいな主旨のもと、序論と展開は非常に面白かったです。音楽家でありながら作家でもある筆者らしく、専門用語などなく分かりやすかったと思います。
ただ、結論の直前が「自分のオーディオ環境について」ばかりだったのでそれは残念でした。
私は別に音楽家でも、その手の者でもありません。
だから音楽性がどうだとか80年代がこうだとか、そんなことに口出しするつもりなんてありません。
絶対音感も相対音感もあるわけないし、かと言ってクリアな音質を厳密に聞き分けることが出来るなんてこともありません。分かることは、128kbps以下の音質と256kbpsと1411.2kbpsの違いくらい。あとはニワカの音質馬鹿です。
ただ、この筆者の何度も言っていたことで、「音質が『良い』『悪い』は人によって違う」という意見。これだけは凄く共感出来ました。
ここまで書いて何だかデジャヴを感じ始めましたけど、前にも言ったことかも知れません。
クラシックが好きな人もいればアップテンポの打ち込み系に傾倒する人もいる。
それと同じで、より原音に忠実な音を求めようとする人もいれば、ひたすらイコライザで改造した音が好きな人もいます。結局は趣味や感性なんです。
私は昨日x-アプリのイコライザを弄っていて、もうこれ以上ないんじゃないかってくらいドンシャリでグーなプリセットを発見しました。
でもそれも、きっと賛否両論なのでしょうね。
そう考えると、気持ちを分かりあえない人もいると思うと、何だか少し悲しくなるものです。