2020年総括
私の2020年の大晦日は起床して8時間余りでした(絶望)
そんなに振り返ることもありませんが、超特急で今年1年を総括してみたいと思います。
激動の1年間
言うまでもありませんが今年は今まで誰も経験したことのない激動の年になったのではないかと思います。
今年の初めに、こんな抱負を語っていました。
ここで「激動の年」と表現したのはCOVID-19とは全く関係なく、ただ個人的に「覚悟の1年かな」と思ってそう書いただけです。日本で件のウィルスが流行りだしたのが2~3月辺りのことだったと記憶していますから、この時点でそれが分かっていたのなら私は予言者ということです。本当にロクでもねぇ予言者だな…
御託はさておき個人的にどうだったか。仕事の面でいうと出張がなくなったのはまず大きな変化だったと思います。平日は月曜の朝から上京し、金曜の夜遅くに帰阪する――。配属されてここ数年のもはや日常と化していたライフスタイルなだけに、パンデミックがもたらした影響というのはデカいものだなと感じています。
業務内容的には、確かに時差出勤も在宅勤務も今年が初の試みで、チャットやビデオ通話ベースのコミュニケーションで最初は少し戸惑いましたが、それでもここまで長期化するとある程度慣れたと思えますし、そもそも絶対的に出勤日数が抑えられていたわけではないので、そこは別にそんなに変わらなかったんじゃないかなと思っています。
逆に在宅勤務で気付いたデメリットとして、1画面しか使えない、通信トラフィックがかかるとリモデがブツブツ切れる、マウスや文字入力などの入力レスポンスが遅れる、など色々あったなと。まぁ一つひとつは大した問題ではないんですけど、それら蓄積された問題と片道1時間の通勤と天秤にかけたら、どっちが生産性高いかな、という疑問はありますがね。
私生活でいえば、こちらはある意味ガラリと変わったなと思いました。
飲み会ができなくなった。大人数でイベントを開催できなくなった。MSのセミナーがなくなった。ライブもコミケもなくなった。実家に帰省できなくなった。アウェイに応援に行けなくなった。声を出して応援できなくなった。感染症対策をしていないとどこへ行っても冷たい目で見られるようになった――
withコロナとか新しい生活様式とか言われるようになって久しいです。これについてインドア派、アウトドア派、もともと個々人で送られてきたライフスタイルによって賛否両論あろうかと存じますが、個人的な意見を言わせてもらえば、これは間違いなく「できなくなったこと」の方が圧倒的に多いのではないかと思います。
こんな仕事、かつこんな趣味を持っている身でいうのも何ですが、私は仮想現実というものにあまりよい未来図を描けていません。現実でやっていることの模倣をバーチャル世界で実現する、というのは、そりゃある程度はできるかもしれませんが、限界はあります。
人はリアルの生き物です。どうあがいても現実から離れることはできません。人と会わなくてもできるよね。外に出なくてもいいよね。これらはどこまでいっても理想論の域を出ないのです。それは人間が社会的動物であるからで、コミュニケーションなしにはいかなる幸福も得ることができないからです。
ですので、COVID-19が収束すればまた今までの日常は戻ってくるし、新しい生活様式なんてものは定着するわけないです。
まぁそろそろ年も明けますので御託はこれくらいにしておきます。
来年こそは世界中の皆様にとって幸せな1年となりますように。
I wish it’ll be a happy year all over the world, 2021.