Windows 11ハンズオン!
巷で噂に噂を呼んだWindows 11がようやくベータチャネルの私にもやってきたので早速人ばしゲフンゲフンインストールしてみました。Windows 10は最後のWindowsとはなんだったのか。
ハードウェア要件
スペック的にはWin10が動けば問題なく動くレベルだと思います(検証したわけではありませんが)。
ただしセキュリティがかなり厳しくなっており、TPM 2.0とセキュアブートが必須となります。これを判定するチェックツールがMSから初期に提供されていたと思うのですが、どうやら今は配布していないようです。
ちなみに私はUEFIから「Intel PPT」という設定をONにしたらチェックOKになりました。自作でチェックNGになった方はBIOSのセキュリティ設定を見直していただくとよいかもしれません。
公式のシステム要件は以下のとおり。
プロセッサ | 1GHz以上で2コア以上の64ビット互換プロセッサまたはSoC |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB以上 |
システム ファームウェア | UEFI、セキュアブート対応 |
TPM | TPM 2.0 |
グラフィックスカード | DirectX 12互換 / WDDM 2.x |
ディスプレイ | 9インチ以上、HD解像度 (720p) |
外観
エクスプローラーなど基本的な見た目は、アイコンが刷新された以外はWin10とさほど変わりません。ゆえに操作感もWin10と同じように使えています。
大きく変わったのはタスクバーとスタートメニュー。タスクバーはデフォルトで中央寄せになり、スタートメニューからはタイルが廃止されました。
特にタイル表示はライブ更新機能もありましたし、天気や電車の遅延情報など、使いようによっては便利かなとも思っていたのですが、大衆的な評価がやや不十分なままお蔵入りとなってしまったのは少し残念な感じがあります。
ちなみにタスクバーは従来の左寄せに戻すこともできます。ただこの下部の配置自体をウィンドウの上や左右に持っていくことはできなくなったようです。一部のマニアの方々は残念そうにしています。
あとすごくちょっとだけですがアクティブウィンドウのアプリケーションが分かりやすくなったように思います。すごくちょっとだけ。
あとカクカクしたデザインもなくなりました。
機能面
マルチタスク周りの機能が強化されています。
ウィンドウ最大化ボタンをマウスオーバーすると下のようなものが表示されます。
どういう使い方をするかというと、こういうことです。
また、このようにして配置した複数のウィンドウを「タスクグループ」というかたちでひとまとめにして扱うことができ、ウィンドウの最小化と復元もこの単位でできるようになります。パソコンをちょっと使い込む方にはかなり便利な機能だと思います。
それからウィジェット的なものも搭載されています。今までのタイル表示の代用…って位置づけなのでしょうが、スタートメニューに併設されていた時と違ってこれを表示するためだけにワンクリック操作が必要なので、使うかどうかはちょっと微妙。
その他に注目すべき点としては、仮想Android環境(Windows Subsystem for Android)が搭載され、Androidアプリが実行可能という予告もされています。今のところベータ版ではまだ使えないようです。
そんなわけでWindows 11、取り急ぎハンズオンまででした。今年秋頃予定のGAが待ち遠しいです。