小学校の思い出。
何だかたいそう小学生並の感想臭漂うタイトルですが、実際内容も小学生並だと思います。すみません。
小学1年から2年に進級する辺りの頃でしょうか。弟が生まれるということで日中自宅に誰もおらず、学校から実家へ直接帰っていた時期がありました。
大体の日は親父が迎えに来て、そこから病院に行ったり普通に夕飯を食べたりもしたのですが、その頃の私には少し妙な記憶があります。はっきり「この時」と定かではないんですが、考えていくとその時しかあり得ないような経験かな、と。
どういう経緯かは忘れました。その地区(堀団と言いました)で二人の女の先輩と知り合いになりました。その時既に6年生でしたから、それなりに歳は離れていました。そのうちの一人は「マヨ」というあだ名で呼ばれていて、少しぽっちゃりした感じの人だったような気がします。もう一人は失礼ながらあまり記憶にありません。
その二人と私は度々遊び歩いていました。非常に狭いのですが堀団の中は入り組んでいて、住んでいない人が行くと必ず迷うんだそうです。これだけ方向音痴な私がそこで迷ったことが一度もないのは、昔こんな経験をたくさんしたからかも知れません。
大体は公園や通学路の近くなど、土手の下で遊んでいたのですが、ある日、私たちは土手の上にいました。
夕方の遅い時間だったと思います。柿を手にして、どこか高い垣根のような場所から、夕日を眺めていたのを覚えています。あまりに遅かったので心配したのかもう帰ろうと二人は私に言いましたが、とにかくそれを機に彼女らと遊ぶことはなくなりました。
二人が私のことを覚えているかは分かりません。
あの先輩方は、いま何をしているのでしょうか。