新車買った件

半年振りくらいです。みなとです。

今年は何だか色々あった気がしますが、それはまぁ年末の総括に取っておくとして。

はい、私事ではございますが、この度新車を購入しまして、先日納車となりました。

スバルのインプレッサです。今年の4月に発売されたモデルのST-G(中間グレード)、色は「ホライゾンブルー・パール」となります。

SPECIFICATIONS

新旧比較です。旧車は既に手放してしまい、正確な型式が分からなかったため、一部Wikipedia引用となります。

なお旧車はまだ廃車とか売却とかしたわけではないので、車検証を見るタイミングがあれば更新しておきます。

項目新車旧車
車種スバル・IMPREZA(ST-G)三菱・ミラージュ
型式5AA-GUDDBA-A05A
年式2023年2013年
全長×全幅×全高4,475×1,780×1,515mm3,710×1,665×1,490mm
ホイールベース2,670mm2,450mm
最低地上高135mm150mm
車両重量1,530kg870kg
最小回転半径5.3m4.4m
駆動方式FFFF
エンジン2.0L DOHC 16バルブ デュアルAVCS 直噴+モーター(e-BOXER)1.0L 直列3気筒DOHC 12バルブ(MIVEC)
最高出力エンジン:107kW(145PS)/6,000rpm
モーター:10kW(13.6PS)
51ps/6,000rpm
最大トルクエンジン:188N・m(19.2kgf・m)/4,000rpm
モーター:65N・m(6.6kgf・m)
86N・m/5,000rpm
タイヤサイズ215/50R17 91V165/65R14 79S
主要諸元

EXTERIOR

前から。(画像クリック・タップで拡大)

横から。

後ろから。

駐車と写真が下手くそですみません。

旧車と比べだいぶ車幅が広くなっているような感覚で、これからまだまだ慣れが必要かなと思っています。。

なぜ買ったんですか?(正論)

何故かと言われると答えに窮するところなのが本音です。

主には幾つかの点で旧車に不満な点が生じていた、というのがあります。

  • ライフスタイルが変わり、車が日常的な移動手段となることが多くなった
  • 移動費節約のため、長距離移動時に深夜移動、SAで車中泊をすることがあり、車室の狭さを感じた
  • 上記によりエンジンの非力さを感じるタイミングが増えた
  • 10年前のCVTで、ラバーバンドフィールやノッキングなどの挙動が気になった

ぶっちゃけていえば、勢いです(笑)

で、新しい車の要件としては、

  • 5ドアハッチバック or 4ドアセダン(+トランク)
  • 乗り出し250~350万円くらい
  • 見た目が好み
  • 高速の合流や山道で非力さを感じない
  • 乗って違和感がない

こんなところです。

他に検討した車

実は7~8月辺りに幾つかのディーラーを周り、類似車種を試乗していました。

スバル以外の、最終的な候補として残っていた2台を紹介したいと思います。

マツダ・MAZDA3 FASTBACK

全長や車幅、見た目、価格帯もインプレッサとよく似ている、マツダのハッチバックモデルです。

内外装ともに非常に高級感が高く、外車にも引けを取らないデザインをしていました。

足回りはやや硬めですがロードノイズはほとんど感じず、フレーム剛性の高さを感じました。

またオルガン式のアクセルペダルには苦戦するかなと思いましたが案外違和感はなく、逆に「マツダのここがすごい!」と思っていたHUDについては、目線は一緒ですが素早く焦点を切り替えるのがちょっとコツ要りそうだな、と思いましたね。

ここはどちらかというと車より営業のお姉さんがとても面白い方だったのが印象的でした。

Audi・A3 Sportback

「外車には興味がない」とあれほど周りに言っていたのになぜ試乗したのか。

そもそも私は外車の高級感に憧れがなく、外車のオーナーであることのステータスを得るために高いお金を払うくらいだったら1グレード高い日本車を買った方がいいと思っているタチの人間でした。というか人間です。

外車を欲しいと思わないのは、これまで周囲(親戚や同級生の親など)に外車に乗っている人が、記憶にある限りでは存在しなかったというのがおそらく根本的な理由で、別に外車自体を否定したいわけではまったくありません。

ただ、ネットで色々眺めているうちに「外車=高い」という先入観が段々薄れていったのは確かで、同じ価格帯、同じくらいの大きさ、車幅で乗り心地のよい車が存在するのなら、それは乗ってみる価値はあるのかなと思いました。

そんなこんなでAudiの上記車種を試乗してみました。

結論としては以下の理由で断念となりました。

  • 店から車道に出るだけで緊張する(試乗という意味では同じ “他人の車” ですが、少なくともスバルの倍は緊張したw)
  • 右ハンドルだけどワイパーとウインカーが国産車と逆なのに慣れるのが難しそうだった
  • ディーラーの売りポイントが「リーズナブルな価格帯でAudiに乗れる」みたいな、ブランドありきの売り込みだった
  • ハイオクだった

最後のは何というか乗る側の経済事情の問題であるのでどうしようもない(というかマツダもディーゼル以外はハイオク仕様だった記憶)ところではありますが…

試乗まとめ

私がこの夏の試乗を通して感じたのは

自分が車に求めているのは高級感(ラグジュアリー)ではない

ということでした。

あとは、正直フィーリングです。

インプレッサを購入した決定打は「初めて運転した気がしなかったから」でした。

普段運転される方にはご理解いただける感覚かもしれませんが、発進、加速時にアクセルを開けるとき、「これくらいの勾配でこれくらい踏んだらこれくらい加速するだろう」みたいな、感覚的な期待値みたいなものがあります。過去乗ってきた車の経歴にもよるかもしれませんが、このフィーリングが合う、合わないで運転の満足感というか気持ちよさはだいぶ異なってくるというのが私の意見です。

10年落ちのミラージュを3年ほど運転していました。当然車体もエンジンも排気量もまったく異なるものであると頭では理解していますが、インプレッサはほとんど同じ感覚で運転できました。

よかったところ

それでは実際に公道で乗ってみてインプレッサのよかったところを挙げていきたいと思います。

とは言っても、この土曜に納車されたばかりで、まだ走行距離200kmちょっとということもあるので長期レビューはTwitter等でさせていただければと。

①とにかく走行性能

何はなくてもこれに尽きます。よく走る、よく曲がる、よく止まる。頭文字Dでエンペラーの須藤京一が

俺のエボ3は……曲がる!!

とか言っててよく意味が分かりませんでしたが、何となく分かりました(笑)

…というのは冗談にしても、旧車で「このカーブを曲がるのにどれくらいスピードを落とさなければならないか」という感覚が刻み込まれていました。少しくらいオーバースピードでも曲がれるけど、後輪が滑りそうで怖いみたいな。

これはあくまで私がよく利用する道路の一例ですが、第二阪奈の奈良方面の宝来IC、左カーブは60km/hちょっとでもまぁ曲がれますが(上り勾配で減速するし)、最後の右カーブは標識どおり40km/hまで落とさないとマジでヤバいです。

インプレッサでは、その感覚+5~10km/h速い速度で曲がれるようになりました。明確な理由は分かりませんが、そもそも車重がかなりあること、低重心でホイールベースが長いことに加え、シャーシや足回りがしっかりしていることもトラクションの安定感に繋がっているのだと思います。

不思議だったんですよね。京奈和道でまだ繋がっていない国道24号の辺りとか工事区間でウネウネしている挙げ句2車線ある割に道幅も狭いのですが、どう考えてもめいっぱいの速度で曲がってるはずなのに、後ろの車に張り付かれることがある。これは私が悪いのだろうか?と思っていたのですが、乗り換えてよく分かりました。車の違いです。

「曲がる」にフォーカスし過ぎましたが、他の走行性能についても同様です。これ以上を知らない貧乏人の意見で申し訳ありませんが、「クルマ」としてのスペックについて今のところ欠点は見当たりません。

②アイサイトはいいぞ

安全性にはとにかくうるさいスバルと専らの噂でしたが(どこで)その噂どおりアイサイトの精度は非常に高いと感じました。

いわゆるACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)ですが、スバル車は次の2つに大別しています。

  • アクセル、ブレーキ制御(全車速追従機能付クルーズコントロール)
  • ステアリング制御(車線中央維持/先行車追従操舵)

まだ高速道路を走行していないため完全な形での利用までには至っていませんが、色々いじくって試してみました。

分岐の多い有料道路や対面通行で区間線のないバイパスではステアリング制御はちょっと覚束ない場面もありましたが、アクセル、ブレーキ制御はほとんど完璧です。設定した車間距離を維持するよう、上手に加減速してくれます。エンジンブレーキを超える減速の場合はブレーキランプも点灯します。運転歴3年の私のアクセルワークなど足元にも及びません。

安全面についても、今やバックモニターは当たり前の装備になってしまいましたが、後方に車が来ている状態で車線変更しようとすると怒られたり、信号が青になったのに進まないと怒られたりと色々世話を焼いてくれるのはありがたいです。

無論日頃から安全運転を心掛けるべきではありますが、車には構造的な死角があること、長く運転していると確率的にどうしてもヒヤリハットの場面には少なからず出くわすことがあることを加味すると安全装備ある・ないで言えばあった方が安心なのは否定できません。

ちなみにメーカーオプションでデジタルマルチビューモニターも付けました。車両を真上や斜め上から見たような表示ができる機能です。今のところはまだ使ってません。バックモニターもそうですが使いこなせていないと本当に使うべきタイミングが来たときに有効活用できなさそうなので、要らなくてもこまめに使っていこうかなと思います。

③AVHが手放せない!

AVH(オートビークルホールド)という機能がありました。信号待ちなどで完全に停止した場合、AVHがONになっていればブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持するという機能です。

乗り換える前、「よくブレーキ踏みっぱなしでいられるよな」と知人に言われても「そんな機能いらねぇや」と思っていたのですが、使い始めたら手放せなくなりました。

いまいちだったところ

スバルマンセーだけしててもあまり面白くない方もいらっしゃると思いますので、正直ベースで「ここ直したらいいのに」と思った点を紹介したいと思います。

①AVHはリスタート後もON状態にして欲しい

上記③で紹介したAVHですが、残念なことにデフォルトがOFF、センターインフォメーションディスプレイでONにするまではよいのですが、エンジンを切ると設定がデフォルトOFFに戻ってしまうのです。

これを忘れて今日何度かAVH ONのつもりで信号待ちでブレーキ離してクリープしてヒヤリとしました。

発進前にAVHをONにすることを「スバル発進の儀式」とか言うらしいですが、設定維持できないものなんでしょうかね?ハードが絡むので難しいところなのかもしれませんが。

②ロック時にドアミラーを畳んで欲しい

これは先代の車がそうだったのでそう感じるだけかもしれませんが、エンジン切ってドアロックしたらドアミラーは自動で畳んでおいてもらえると助かります。

もちろん運転席にドアミラーを畳むボタンがあるのでそれ押せよって言われたらそれまでなんですが、毎回エンジン切った後に「忘れてた」ってなって「まぁいいや」ってなります(笑)

③ワイヤレスチャージャーを付けておけばよかった

これはどちらかというと後悔に近いのですが、ワイヤレスチャージャーは付けておけばよかったと思いました。

当初自分が使っているiPhoneにはワイヤレス充電機能がないと思っていたので要らないかなと思ったのですが、今後機種変更したらワイヤレス充電対応している機種に買い替える可能性は普通にあるし、何なら今使っているiPhoneもワイヤレス充電対応だったことが判明しました(笑)

ディーラーオプションなので一応後付けしようと思えばできると思いますが、割賦も始まるのにこれだけ別で払って付けてもらうというのも面倒くさいので、もう多分付けることはないと思います。

まぁ、なくてもフロントとリアそれぞれにUSB Type-AとType-Cが1発ずつ、計4発付いているので実用上困ることはないかなと。

まとめ

何だかんだ言いましたがドライブが楽しい車です。

日常生活、旅のオトモとしてこれから長くお付き合いしてもらえたらと思います。

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