公立高校一般入試
2015年度入学の新潟県公立高校一般入試の一次倍率が発表されました。
http://www.kyouikucho.nein.ed.jp/koukoukyouiku/keisai.pdf
南の理数科はやはり強いです。県高、長高など上位校も頑張っていますが、それにしてもその他の普通科は軒並み落ちているように思います。1.07倍とか、どうしちゃったんだい我が母校……(涙)
それに対して数年前から人気を増しているのが、商業、工業、家庭科などいわゆる実業系の学習を専門とする高校で、昨今の不景気を反映しているのか高校でも実践的知識を、という需要が大きいのでしょう。
もちろん新商や工業高が人気なのは今に始まった話ではありませんが、その他の高校もかなり倍率は上がっています。特に工業で顕著です。
少子化による受験生の減少よりもそれによる定員削減の割合が上回っている結果なのかどうかは疑問なところではありますが、それでも普通科より専門科の方が人気、という傾向は棄却できません。普通科で多くまなぶいわゆる一般の教養的意味合いでの「勉強」というのは、廃れるであろうという意見もあります。しかし必ずしもそうではないと思います。勉強が廃れるのではなく、勉強のあり方が変わっていくのだと思います。例えば連立方程式を解くような職業なんてきっと世の中に数えるほどしかないけど、それでも中学で連立方程式を学びますよね。それと同じように、微分積分を求めている業界だってあるし、地歴公民も然りだし、ただ教養としての勉強ではないのです。
だからこそこれからより一層「マンツーマン」に近い教育指導の方法論が求められていくのだろうなぁという、希望的観測なのか何なのかすらも分からないような雑感で筆を置かせて頂きたく候。