デジタルデバイスの行く末。

スマートフォン、タブレット、ファブレットなど新しい単語が次々に登場するなかで、もはや何が何だかさっぱり、という方も多いのではないでしょうか。悲しいかな私もその一人でございます。

現代のITデバイスの一つの問題点として挙げられるのが、このようにその種類があまりにも多角化しすぎていることだと思います。電話の代わりのスマホだったはずが、いつしかパソコンに代わるスマホになり、スマホに代わるタブレットになります。

ここまで肥大化が進むと、悩みを抱えるのは端末を買えあぐねる消費者だけではありません。OSが変わればプログラマが、ブラウザが変わればWebデザイナが苦しむことになります。更にどちらの問題でも言えるのが、いつまで経っても解決しない「画面幅」の問題です。デバイスが画一化されない原因は色々と議論されていますが、私はこの画面幅、端末自体の大きさというのが大きな大きなポイントだと考えています。

理由は単純。携帯デバイスと据え置きデバイスでは、そもそもの目的、実現可能なことが違うからです。簡単に言うとスマホにOfficeが付いていても画面が小さすぎて使い物にならないし、デスクトップPCにGoogleマップ用のGPSが付いていても持ち歩かなければ意味を成さないわけです。スマホも最近は1080px(dp?その辺はよく分からん)とか豪語してる奴もありますが、それはしょせん高解像度であるだけで画面自体が物理的に大きくなってるわけではないし、使ってる私たちの指がそれに対応して小さくなっているわけでもないですから、根源的解決にはならないのです。

じゃあどうするの、ってことで、最近よく耳にするのが、ウェアラブル端末です。

かつて、というほど以前ではないですが、Google Glassというものが開発されていました。アメリカではテスト販売もされていたようですが、結局1月下旬に開発プロジェクトは休止、外部に下げ渡されたということです。失敗した原因は、これもいくつかあるでしょう。売価が法外であった、需要に見合うような内容でなかった、運転中に使用することが非常に危険であったほか、瞬き2回で撮影ができるなど法的問題も山積みだった……etc

しかし一貫して言えるのは、「時代が追いついていなかった」、これに限るでしょう、ねぇ……。

私は、実務で広く使われているパソコンはさておいても、スマホやタブレットの類は今後衰退の一途で、このヘッドマウントディスプレイ染みた「何か」に統一されていくと思うんです。現況を見るにその可能性は非常に高い。

10年20年で実現は難しいかもしれないけど、いずれ各社がHMD開発に乗り出し、そうすれば価格・品質競争も激化していくことでしょう。開発費用がかなりのものになるでしょうが、量産が実現すれば製造費としてはそこまで高くつかないはずです。利潤を加味してもざっと見積もって4~7万円くらいには落ち着くのかな。

HMDが実用化されれば、パソコンの代替としても使えるようになると思います。マウスやキーボードといったデスクでしか使わないようなものは差し詰めBluetoothで繋げば問題ないでしょうし。

恐らく立ちはだかるのはバッテリー容量でしょう。これに関してはHDDの容量単価と同じく収穫逓減になってもらうしかない。

まぁ、色々とありますが、当たり前を変える未来を作っていける人材になりたいと私は思います。

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