Windows 10 リリース後レビュー
Windows 10の正式版が昨日29日にようやくリリースとなりました。アップデートして間もなく、そこまで深く弄ったわけではありませんが、簡単に雑感など書いてみたいと思います。
インストールに際して
まず「Get Windows10アプリ」なるものが数ヵ月前から勝手に通知領域に表示されていましたが、結果からいうとこれはほとんど意味を成しませんでした。Cドライブに「$Windows.~BT」というフォルダが作られ、どうやらそこにWin10起動ファイルが一通り書き込まれるはずだったのですが、ある時見れば140MBで止まっていたものがまたある時見ればいきなし4GBになっていたり、またある時はすっからかんになっていたりと信用ならない不安定さをかましていました。
ですので私はISOを直接ダウンロードする形にしました。怪しいと思われるかもしれませんが、Microsoftの公式サイトに行けばインストール支援ツールが手に入ります。で、これで30分くらいかけてダウンロードした後、互換性のないプログラムが1個あったのでそれをアンインストールして再起動の指示が出たので言う通りにしたら再度ISOのダウンロード。馬鹿じゃねぇかと思いましたが気長に待ちます。
そこからOSのインストール。この辺は機械がうまいことやってくれたので気になるところは特にありませんでした。互換性ですが、Win7で動作したほぼ全てのアプリが動きますので、心配はないかと。ただCisco社のVPN Clientは互換モードにしても起動できないので新大生はしばらくアップデートしない方がいいかもです。私はどうせ一から十まで自己責任なので気にしてません。
ハンズオンでの雑感
外観はほとんど変わらないです。フォントが変わったのかレンダリングが変わったのか知りませんがシステムフォントはやや小さくなりました。見づらいです。そのうち慣れるのかも。等幅ではない。
スタートボタンまわりはこんな感じ。
左がスタートボタンで真ん中が検索、右がタスクビューです。Win10では待つ人ぞ待ち侘びた仮想デスクトップ機能が搭載されたのでそれ用だと思われます。
仮想デスクトップ関係のショートカットは、
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- Win + Ctrl + D:新規仮想デスクトップ
- Win + Ctrl + F4:デスクトップを削除
- Win + Ctrl + → or ←:次 or 前のデスクトップに移動
- Win + Tab:タスクビュー
仮想デスクトップが実装されたので随分使い勝手がよくなりました。SideSlideとの兼ね合いで若干バグがありますが、もとよりバグの多いソフトなので目を瞑ることにします。
タスクバーは起動しているアイコンの下部に線が引かれるので分かりやすい。アクティブなアイコンは他より若干長い線になっていました。普通に使っていたら気付かなそうですが(笑)
スタート画面
Windows8, 8.1で散々な評判を打ち出したスタート画面はなくなりました。その代わりと言っては何ですが従来のスタートボタンの挙動に加えてささやかながらライブタイルも実装されています。
使い勝手は……そこまで良いわけではない(笑) ですがそう悲観するものでもないです。分かりやすさ重視ということでしょうがコントロールパネルなどへアクセスする場所が消えています。スタートボタンを右クリックすればコントロールパネルに限らずあらゆる管理ウィンドウが開けるようになっています。個人的にはこっちのが楽です。
デュアルディスプレイでの問題
アップデート直後サブモニタが認識されませんでした。デバイスドライバの問題と思いGeForceのサイトでWin10版ドライバをDLしましたが、色々足りないソフトがあるやんけ!と怒られて結局インストールできませんでした。
が、何回か再起動をかけているうちに普通に認識するようになりました。「よく分かんないけどとりあえず…」というのは個人的には納得できないのですが、もし誰か真相分かる方いらっしゃいましたらご教授願います。
動作
インストール直後は信じられないくらい重かったですが、今はだいぶ安定してきて普通にサクサク使えます。起動速度も意識するほど変わってはいない。Win7より速くなったかといわれるとそれは否定しなければなりませんが、全体として不満があるわけではないです。
ただ、ショートカットキーからのソフト起動が目立って遅いです。なぜでしょう。よく使うソフトに全部ショートカット登録しているので、アップデートで何とかなる問題なら何とかしてくれることを願います。