Firefoxの調子がおかしい時の対策
Firefoxは拡張性、中毒性、依存性の高いブラウザとして非常に有用ですが、しばらく使っていると色々と不具合の発生することも多いです。今回はそうした数多くの問題を解消するための ごくごく汎用的な対策を幾つか紹介したいと思います。
なお、説明では省いていますが、各設定はFirefoxを終了した状態で行うか、設定の後必ず再起動を行って下さい。
キャッシュを削除する
キャッシュは大多数のブラウザに共通する不具合の温床です。一度訪問したサイトのデータを保持するため高速なブラウジングには欠かせないのですが、サーバーに無理なリクエストをしたり何らかのエラーを起こしてしまうとその時の情報も上書きされてしまうので、これらキャッシュをクリアすることで改善される問題点は多いです。
キャッシュの削除は右上のメニューコマンドから「オプション」→「詳細」→「ネットワーク」と順に進み、「キャッシュされたWebページ」の「今すぐ消去」から可能です。
一時プロファイルを削除する
結果的にやっていることは上とほぼ同じですが、エクスプローラからキャッシュフォルダを全部消してしまうというのも一つの手です。
C:\\Users\\[UserName]\\AppData\\Local\\Mozilla\\Firefox\\Profiles
のアドレスから普段使用しているプロファイルフォルダ(通常は「xxxxxxxx.default」)を開き、中身を削除。
実際に確かめたわけではありませんが先ほどの方法だとこの中の「Cache」フォルダしか削除されていないのだと思います。これでも改善されないなら、次に示すもう一つのプロファイルフォルダを削除する必要があります。
プロファイルを削除する
こちらの方法では
C:\\Users\\[UserName]\\AppData\\Roaming\\Mozilla\\Firefox\\Profiles
の下にあるフォルダを削除します。
ただし、ユーザーの設定情報やアドオンなど重要なファイルが含まれていますので、Firefox設定がクリアされて困るという場合はフォルダをどこかにコピーしバックアップとした上で削除されることをお勧めします。
Flash Playerのキャッシュを削除する
動画サイトでの再生不具合が発生した場合はこちらの対策になります。
キャッシュの場所は
C:\\Users\\[UserName]\\AppData\\Roaming\\Adobe\\Flash Player
C:\\Users\\[UserName]\\AppData\\Roaming\\Macromedia\\Flash Player
の両方です。特にYouTubeでは後者のフォルダに不具合があると再生が上手くいかないようです。
不要なアドオンを停止する
気になったアドオンを入れるだけ入れて停止、削除など適切なメンテナンスを行っていないと、アドオン同士がコリジョンを起こしてクラッシュの原因になりかねません。
見た目のレイアウトをカスタマイズするアドオンはそこまで問題になったことはありませんが、実感では高速化、SQL管理系のアドオンは複数入れるとブラウザが不安定になりがちです。こうしたアドオンはそれぞれの機能につき一つ入れるに留めておいた方が無難だと思われます。