趣味を「強いられる」違和感。
誰しも趣味や得意なことの一つや二つあることと思います。
しかし、当然ながら誰かにとって得意なこととは、ほかの誰かにとっては同時に不得意なことでもあることなのです。そして誰かが好きでやってることも、ほかの誰かは「やらされている」ことである、なんてこともしばしばです。
例えば私はパソコンが好きです。息をするように毎日パソコンをいじっています。現に今もこうして(タブレットではありますが)ネットを開いて日記を書いています。
ですが、私の弟は、Androidは操作できるようなのですがWindowsに詳しくないらしく、あまりパソコンをいじろうとはしません。そればかりか必要だからと買った家族共用のノートパソコンをあまりにも誰も使わないばかりに「せっかく何万も出して買ったのに」なんて怒鳴られる始末です。許可が下りれば毎日だって私が使うのですが、そういう目的で買ったんじゃありませんからね。
当然私はパソコンは必須のものだと思っています。趣味であろうとなかろうとパソコンがなければできない、あるいは著しく不便な作業が出てくるものであり、必要に応じてこなすべきものであろうと思います。
しかし当の本人達はほとんどパソコンに手を触れようとせず、しまいには何か用事がなくてもとにかくいじって使い方を覚えろとまで言われる状況ですよ。そして嫌々ながらにパソコンを起動する弟。
ほかのことにも言えるのだと思いますが、趣味でそういうことをしている側からしたら、この光景はかなり腑に落ちないものなんですよね。好きだったり必要だったりするから使うものであって、嫌なら使うなと、そういうことです。
運動が趣味の人からしたら体育の授業でヘイト溜めてる陰気な野郎共をおかしく感じるのだろうし、音楽部に入っている人からしたら合唱で歌わない人達の方がよほど異端に思えるのでしょう。
いや、その部に入っているだけでは十分条件ではないですね。その部に入り、なおかつ本当にスポーツだったり、歌うことだったりが好きで好きでたまらない人達からしたら、の話ですね。